モロッコのこと

モロッコの会社員ってどんな感じ?

ご縁があり、3ヶ月ほどマラケシュの会社で現地採用として働きました。

残念ながら家庭との両立が難しく、短期間で辞めることになってしまいましたが、モロッコの会社員がどんなものが知ることができました。

モロッコっぽいなぁ・・・と思うこともたくさんありましたよ。

これからモロッコで働きたい、海外で働きたい、と言う人は、良かったら参考にしてみてくださいね。

私が働いた会社について

私は食品加工の会社で働きました。

新しい会社で、工場もオフィスも清潔で快適なところでした。特にオフィスはモダンな雰囲気で素敵でしたよ。

小さな会社で社員は少ないものの、みんな学歴があり、英語も流暢に話す人ばかり。

モロッコでも高いレベルの教育を受けてきた人たちが集まっている会社という印象でした。

モロッコ人スタッフってどんな感じ?

よいところ

意外かもしれませんが、真面目な人が多く、仕事に一生懸命な人が多かったです。

ヘルプを頼んで嫌な顔をする人なんて1人もいません。これは、本当に素晴らしいこと。

そして、とってもフレンドリー!

普段よく接するメンバーはもちろん、たまに会うだけの人でも目が合えば、すごくいい感じの笑顔で挨拶してくれます。

こういうの、日本人は苦手な人が多い気が。

ちょっと残念なところ

PC作業はちょっと苦手な人が多い印象です。

私の仕事はExcel/Wordを使って書類を作成することが多く、モロッコ人スタッフに作成を依頼することも良くありました。

でも、そのクオリティが・・・。

 

そこそこ仕事経験の長い人が作った資料でも、ざっと次のようなツッコミどころ満載で。

  • フォントがバラバラ
  • 作業中のシートがそのまま残っている
  • スペルミスが多い

指摘しても、

「完成版にするときに整えればいいじゃない。まだ作っている途中なんだから、そんなに細かいことを気にする必要はない。」

と聞き入れてもらえず。

 

うーん。

本当に完成版にするときに、キレイに整えられるかなぁ?相当大変だよ??

と思いつつ、相手を説得するだけの英語力がない自分の不甲斐なさに落ち込むこともありました。

ミーティングでは、多言語が飛び交う

モロッコ人は、アラビア語とフランス語のバイリンガルであることがほとんど。

私の勤めた会社は公用語として英語を採用していたので、役職の付いているポジションの人は英語も流暢に話せました。

なので、外国人が同席している場では、基本的にはみんな英語を話します。

が、モロッコ人どうしで会話が盛り上がると、アラビア語とフランス語ごちゃ混ぜでヒートアップ!

すぐに取り残されちゃいます 笑

生活スタイル

特徴的なモロッコのランチタイム

昼食を家で食べる人も多いモロッコ。

子供たちも学校から家に帰ってきて昼食をとることが多いので、可能な限り大人も一緒に食べることが多いようです。

家族で過ごす時間が増えるわけですから子供たちにとっては素晴らしいことなんですが、一方で毎日お昼を準備しなくてはならないお母さんの苦労は大変なものだと想像されます。

実際に職場の女性の中には、子供たちのお昼ごはんを用意するために12時半に会社を出て、14時半頃に戻ってくる、という人がいました。たいへんだー。

お祈り環境が充実

お祈りの時間になると、会社にある時計から大音量のアザーン(お祈りの時間を知らせる呼びかけ)が流れます。

これが、最もモロッコらしさを感じる点だったかも。

もちろん、社員用のお祈りスペースがあって、みんなそこでお祈りをしていました。

残業はしないけど、必要であれば。

モロッコ人スタッフは、基本的に残業はしないスタイルでしたが、欧米人ほどドライかというと、そうでもなく。

今日中に終わらせないといけない仕事があれば、少々時間がオーバーしてもやりあげていくことも良くあり、ここは日本人とあまり変わらない気がしました。

モロッコで働くなら、語学力は必須

モロッコに限らず、海外で働くなら語学力が必要なのは当然のことです。ただ、モロッコの場合は「必須」とも言えるのです。

というのも、モロッコは多言語話者がめちゃくちゃ多い国だから。

 

一般的に母国語のアラビア語に加えて、みんな小学校からフランス語を勉強して習得しています。

大学ではフランス語のみで授業が行われているそうですから、高校生でほぼこの2カ国語はマスターしているわけです。

 

さらに、多くの私立学校では英語も教えているため、高い水準の教育環境で育った人たちは基本的にアラビア語・フランス語・英語のトリリンガル。

もちろん人によってレベルは異なりますが、これら全てをビジネスレベルで話せる人はゴロゴロいるのです。

 

しかし一方で、モロッコの就職率は決して高くありません。上記のようなトリリンガルで優秀な若者でも、恵まれた給料で働けるチャンスは多くありません。

事実、モロッコ人の平均給与は未だに5,000DH程度・・・

私の働いた会社でも、優秀なモロッコ人社員でもワーカークラスだと、この程度の給与でした。

 

こんな環境ですから、日本人が、日本人として納得できる給料で働くためには、特別なスキルに加えて語学力が必須とされるのは、仕方のないことです。

特に会社員の場合は同僚とのチームワークが欠かせませんから、彼らと対等にビジネスを進めるためには、語学力は決して無視できない必須スキルなのです。

まとめ

モロッコ人スタッフは、日本人と比べるともちろん違う点もあるけど、日本人の働き方・考え方に近いところもありました。

私の周りにいたモロッコ人スタッフは、みんな仕事熱心で親切な人たちばかり。

モロッコで働くの、そんなに悪くない。

というか、日本よりストレスフリーかもしれませんよ。

私もビジネスレベルまで語学力をアップできたときに機会があれば、ぜひまたチャレンジしてみたいです。