自宅で働ける方法を探しているあなた。
話題になっている在宅ワークが気になるけど、ちょっと不安を感じているあなた。
実は、あなたの感じている不安のほとんどは、在宅ワークについて正確に理解すれば、解決するものです。
なぜなら、私も実際に在宅ワークを4年続けており(途中、出産でお休みしていますが)、新たな働き方で仕事を得ることができているからです。
この記事では、在宅ワークについて薬剤師が疑問を感じやすいポイントを挙げて、解説しています。
記事を読み終えると、在宅ワークへのチャレンジのハードルがぐっと下がっているのを実感できるはずです!

Contents
そもそも、在宅ワークとは?
在宅ワークとは「自宅でできる仕事」を指し、
似ている言葉に「リモートワーク」や「テレワーク」があります。
ほぼ同じ意味で使われることが多いのですが、
どこかに雇われながら自宅で働くことを「リモートワーク」
自営業も含めて、自宅で働くことを「テレワーク」
自宅で行うすべての仕事のことを「在宅ワーク」
というニュアンスで、それぞれの言葉が使われているようです。
この記事では、出社せずに自宅で完結する仕事のことを「在宅ワーク」として表現しています。
在宅ワークって怪しい?
確かに怪しいものも存在する在宅ワーク。
でも、安心してできるきちんとした在宅ワークも多くなっていることを知っていますか?
理由はIT技術の発達で、クライアントと働く人をつなぐツールが充実してきたから。
外注できる仕事を「在宅ワーク」として業務委託する企業や、
社員のリモートワークを積極的に推進する企業がどんどん増えているんです。
少し語弊があるかもしれませんが、これは「普通のお仕事」が在宅ワークでできるようになっているということです。
安全な在宅ワークは見つけるには「確認」が欠かせない
在宅ワークの探し方には様々な方法があります。
たとえば、クラウドソーシングや人脈を通じてフリーランスとして仕事を受ける方法や、リモートワークOKの求人に応募する方法などなど。
ただ、どんな方法で見つけたものでも、仕事をするまでに「お金」が発生するものは何かおかしいと思った方が良いです。
他にも
「いつも求人をしている」
「クラウドソーシングサイトで、何件も求人が登録されている」
「セミナー参加が必須」
など、怪しいと思われる要素があれば、その理由をしっかり確認すること。
また、契約するときには契約内容を明確にして確認を怠らないこと。
薬剤師が在宅ワークをする理由は?
実は外で働けば、バイトでもパートでも週3でも、けっこう稼げる薬剤師。
求人も豊富で、他の職種に比べるとかなり恵まれてる仕事です。
それにも関わらず、薬剤師で在宅ワークを希望する人がいるのはなぜでしょうか。
薬剤師が在宅ワークをする理由として、次の2点があげられます。
- ライフスタイルの変化に対応するため
- 視野を広げたい
ライフスタイルの変化に対応するため
薬剤師が在宅ワークを考えるのは、「どんなライフスタイルの変化にも対応できるようにしたい」と考えたときじゃないでしょうか。
そうすれば、将来の漠然とした不安はなくなるからです。
結婚や出産、育児、そして介護など、私たちの一生には生活が一変する機会が山ほどあります。
「子どもが産まれたら、今までどおりには働けないんじゃないかな」
「仕事のことを考えると、2人目の妊娠のタイミングが難しい」
「親が最近体調が悪いみたい。将来、私がお世話をしないといけなくなったら仕事はどうする?」
考えてみてください。
場所を選ばず、時間を選ばず、自分のペースでできることが、自分の仕事だったら?
上に挙げたような「不安な気持ち」は、ふっと軽くなるはず。
視野を広げたい
在宅ワークをする理由として、次に多いのは「視野を広げたいから」という人。
好奇心旺盛なタイプの薬剤師さんですね。
薬局や病院だけではなく、新しい活躍の場で仕事をしたい。
そんな風に考える人は、ぜひ在宅ワークで自分の可能性を探してみてください。
薬剤師が在宅ワークをするメリット・デメリット
ここで、薬剤師が在宅ワークをするメリット・デメリットをまとめてみましょう。
薬剤師の在宅ワークのメリット
- ライフスタイルの変化への不安がなくなる
- 新しい自分の才能・志向に気づくことができる
- 本業にも余裕を持って取り組むことができる
1と2は、先ほどの「薬剤師が在宅ワークをする理由」で触れた内容と同じです。
将来への不安がなくなるだけでなく、新しい才能に気づけるチャンスが得られるのは、在宅ワークの大きなメリットだと言えます。
さらに3の「本業にも余裕を持って取り組むことができる」は、
「もし今の仕事を続けられなくなっても、他に仕事があるから大丈夫!」と言える余裕が生まれることを示しています。
これ、実はスゴイこと。
嫌なことがあっても受け流せるような「強さ」があるってことですから。
薬剤師の在宅ワークのデメリット
デメリットは「忙しくなること」です。
本業として8時間フルタイムで働いている人が副業として在宅ワークをすれば、帰宅後の時間と週末を在宅ワークに費やすことになります。
まだ小さなお子さんを見ているママだったら、貴重な貴重なお昼寝タイムを在宅ワークに費やすことになります。
つまり、「限られた時間をいかにうまく使うか」が大事になってくるということ。
時間をうまく使えるスキルは、在宅ワークの向き不向きとイコールだと思います。
4年間在宅ワークをしてみた薬剤師の本音
実は私が在宅ワークを始めたのは、薬局をやめてから。
この4年間、仕事の探し方や在宅ワークの進め方に試行錯誤してきました。
私のやってみた在宅ワーク
私が今までやった在宅ワークは、ざっとこれくらい。
- Webライティング
- オンライン医療相談
- データ入力
- アンケート
- ブログ運営
この中で続いているのは、
- Webライティング
- オンライン医療相談
- データ入力
- ブログ運営
の4つです。アンケート以外(笑)
アンケートは単発だし、低報酬だし、あまりやるメリットは感じられませんでした。
他には、プログラミングの勉強をしてみたこともあります。
勉強が全然楽しくなくて、やめてしまったけど。
仕事を探すときは、クラウドソーシングという仕事のマッチングサービスや求人サイトを利用しています。
これらのツールはみーんな無料で使えるので、在宅ワークを始めるにあたって必要な費用はないですね。
私は、ライティングの勉強のためにいくつか本を買って勉強することがあったけど、それも微々たる出費ですから。
ブログ運営も、サーバー費用のために月に数千円がかかるくらいですしね。
在宅ワークをやってみて良かった3つのこと
在宅ワークにチャレンジしてみて良かった3つのことはこちら。
1.自然とweb関係(マーケティング、ブログ、SNS)のスキルが身についたこと
web関係のことって、そもそもwebに疎い人がいくら本を読んだって頭に入ってこないもの。
でも実際に作業をやっていくと、自然にこれが身につきます。
薬剤師でwebマーケティングを知っている人って、かなりレアじゃないかな。
2.自分でいろいろ調べる癖がついたこと
これも自然に身についたことですね。
在宅ワークに必要なスキルは、全部ネットで調べられるんです。
だから、自分の好きなときに好きなだけ調べて、勉強できる。
だんだん、困ったらなんでも検索する「ググり魔」になってきます。
でも、これも立派なスキルです。
なぜなら誰かにものを聞きたいときに、あらかじめ自分で下調べをする癖がつくということだから。
結果的に、コミュニケーション力アップにもつながります。
3.「在宅ワーク」をいう働き方が大きく変わろうとしていることを肌で感じられていること
在宅ワークをしていると、働き方への価値観や環境に関する最近の変化を敏感にキャッチすることができます。
きっと自然とアンテナが高くなっているんでしょうね。
今、リモートワークやテレワークなどの在宅ワークを探せるサイトが増えてきています。
これは、雇われなくても働ける方法を探す人が増えてきていることを表しています。
実際、毎日フルタイム、残業ありという働き方ではなく、「週4」とか「フレックス」とか柔軟性のある働き方を求める人がますます増えていますよね。
薬剤師業界ではどうでしょうか?
薬剤師在宅ワーカーの私は、近々薬剤師のリモートワークも普及してくると思っています。
事実、政府も「オンライン服薬指導」の実現に取り組んでいますし、実際に技術的には十分実現可能なのでは。
今のうちに経験しておくと、魅力的な仕事をすぐに手に入れられるかもしれませんよ。
在宅ワークを始めて、後悔してることはある?
私が在宅ワークを始めた4年前は在宅ワークに関する情報が今より少なくて、なんでもかんでも手探り状態でした。
しかも、見つかる仕事は安い報酬のものばかりだったりして。
だから、後悔しているのは仕事探しに時間をかけすぎたということですね。
今も現在進行中ですが・・・
でもこの試行錯誤した経験は、これから新しい働き方を模索する薬剤師さんたちの道しるべとして情報発信していきたいと考えています。
薬剤師も、一度は在宅ワークを経験しとくといいよ
在宅ワークは様々なものがありますが、自分のできることからチャレンジしてみましょう。
在宅ワーク=フリーランス薬剤師としての仕事でもあります。
雇われずとも安定して仕事ができるスキルを、今のうちに身につけちゃいましょう!
