今回は、最も使われているビジネスチャット「Slack」の使い方について紹介します。
クライアント「うちではSlackを使っています」
あなた「えっ?Slackってなんですか?」
クライアント「えっ」
とならないために、「初心者が知っておくべきSlackの知識」をこの記事で確認してみてくださいね。
「Slack、知っています」と堂々と言えれば、クライアントとのやりとりもスムーズになります!
Contents
そもそも、ビジネスチャットとは?
ビジネスチャットとは、ビジネスに特化したオンラインツールのことです。
クライアントとオンラインでやりとりをする在宅ワーカーに必須のツールとも言えます。
ビジネスチャットの代表的なものには、SlackやChatworkがあります。
少し前まではChatworkが主流だった印象がありますが、無料で使えるサービスの充実っぷりから、最近はSlackがよく使われるようになっています。
LINEとは何が違うの?
今や日本人のほとんどが使っているLINE。
このLINEとSlackの違いはなんでしょうか。
最も大きな違いは、
「管理者(会社)が個人のアカウントをコントロールできる」という点。
これはあなたというよりクライアント側のメリットですが、会社として情報のセキュリティ管理が可能な点は、ビジネスでのやりとりを行うツールには絶対必要なものです。
管理者がコントロールできる点として具体的にあげると、
「Slack内で個人が行ったやりとりを、管理者が確認できる」
「管理者が退職した人のアカウントの削除を行える」
といったものがあります。
もし社内トラブルが起きたときでも、管理者が社員が行ったやりとりを過去にさかのぼってチェックできたとすれば。
会社としては、とてつもなく安心ですよね。
危機管理の点で、管理者が社員のチャットを把握できるのは大きなメリット。
これが、LINEではなくSlackを利用する会社が多い理由です。
Slackを使ってみよう!
それでは、Slackが最も一般的なビジネスチャットであることを確認したところで、実際にSlackを使ってみましょう。
初心者でも分かりやすいようにまとめてみたので、参考にしてくださいね。
確認しとこ。Slackを使うために必要なもの
必要なものは、メールアドレスだけです。
メールアドレスは仕事用のものを準備しておくと、プライベートのメールと整理ができるので便利です。
Slackにログインするためのパスワードは自分で新たに設定することになるので、どんなパスワードにするか決めておきましょう。
Slackのインストール
Slackを利用するには、GoogleChromeやSafariなどのブラウザで使う方法と、Slackのアプリで使う方法の2つがあります。
アプリには4つのデバイスに対応したものがあり、それぞれ無料でダウンロードできます。
(対応デバイス:Mac、Windows、Android、iOS)
Slackアプリのダウンロード
ダウンロードは、下記の公式ページからできます。
- Mac
- Windows
- Android
- iOS
最初に設定すること
Slackでは、チャットをする場所のことを「ワークスペース」と呼びます。
基本的に1つの会社につき、1つのワークスペースがあるよ。
Slackを使いはじめるときは、最初にこのワークスペースへ参加の手続きを行い、その後は毎回ワークスペースにサインインしてSlackを利用します。
ワークスペースへの参加
3つの方法があります。
- ワークスペースへの招待を受ける
- 勤務先のメールアドレスで自動サインインする
- 自分のメールアドレスで検索して、参加できるワークスペースを探す
ワークスペースへの招待を受ける
私が最初に参加したときは、1の方法。
会社の人が招待メールを送ってくれたので、簡単でした。
この場合にやることは、招待メールにある「今すぐ参加」をクリックし、あとはフォームにしたがって「名前」と「パスワード」を入力するだけです。
勤務先のメールアドレスで自動サインインする
この場合にやることは、次のとおりです。
- slack.com/get-startedへアクセス
- メールアドレスを入力して「確認する」をクリック
- Slackからメールが届くので、メール内の「メールアドレスを確認する」をクリック
- 該当するワークスペースの右側になる「参加」をクリックしてアカウントを作成する
自分のメールアドレスで検索して、参加できるワークスペースを探す
この場合は、slack.com/get-startedで「Slack ワークスペースを検索」をクリックして、自分のメールアドレスで検索すると参加資格のあるワークスペースが表示されます。
ワークスペースへのサインイン
2つの方法があります。
- WebブラウザのSlackホームページからサインイン
- ワークスペース検索ツールを使ってサインイン
1に必要なもの:SlackのURL, メールアドレス、パスワード
2に必要なもの:メールアドレスだけ
2はメール認証が必要なので、パスワードを忘れたときの手段として考えてください。
プロフィールの設定
Slackのワークスペースにサインインしたら、
画面の上に表示されている自分の名前をクリックし、「プロフィールを編集」をクリックします。
ここで最初に設定しておくべきなのは「写真」です。
チャットのとき、写真が表示されるのとされていないのとでは、使いやすさが段違い。
なぜなら、写真が表示されていると
「誰のコメントか」
「誰とチャットしているのか」
がはっきりして、相手に自分を認識してもらいやすくなるからです。
チャンネルへの参加
- ワークスペース画面の左側にあるチャンネルメニューから、参加したいチャンネル名をクリック
- 画面右側にチャンネルの内容が表示される
- 画面下の「チャンネルに参加」をクリック
※招待されていないチャンネルに参加することはできません。
チャンネルに参加したら、そのチャンネルの参加メンバーどうしで自由にチャットができます。
最低限知っておくべきSlackの機能
様々な機能があって便利なSlack。
最初は必要最低限のポイントだけをまずおさえて、少しずつ慣れていきましょう!
知っておくべき「メンション機能」
「メンション」とは、メッセージを送ったときに相手へ通知が送れる機能のことです。
特定の相手に注意を向けてもらいときに便利です。
- メッセージ入力欄の右下の「@」をクリックすると、参加しているメンバー名が表示されます。
- メンションを送りたい人の名前をクリックすれば、メンションの設定完了。
- 送りたいメッセージを書いて送信すれば、相手に通知が届きます。
「重要なことを送るから、見逃してほしくない」
「できるだけ早く確認してほしい」
というときには、相手に「メンション」しましょう!
知っておくべき「スレッド」
チャンネル内でのやりとりが増えてくると、
「今月のミーティングの件は、いつ話したんだっけ???」と
後から会話内容を検索するのが難しくなることがあります。
そんな状況を回避するための機能が「スレッド」です。
「スレッド」を活用するとチャンネル内の会話が整理できるので、使いやすさがアップします。
この「スレッド」が特に重要になってくるのは、3人以上のメンバーがチャンネルに参加しているとき。
関係する相手だけでスレッドを作成するようにすれば、関係ない人が余計な会話を見ずに済んで、スッキリした画面を保つことができるからです。
スレッドの作り方は、簡単。
- 相手から送られてきたメッセージにカーソルを合わせてクリック
- 画面右側にスレッド画面が表示されるので、そこでメッセージを入力&送信
在宅ワークに欠かせないSlack
正直なところ、導入している企業との出会いがない限り、Slackを個人で使い始めることは少ないと思います。
でも在宅ワークを始めようと思うなら、Slackというビジネスチャットの存在を知っておくに越したことはありません。
いざクライアントとやりとりをすることになったときに、安心してコミュニケーションが取れますよ。